つー事で大した計画性もなく金曜の夜から月曜にかけて東北へ行ってきました。
カ―キャンピング・・・いや、見栄を張らずに言えば車中泊!飯は地産地消、風呂は立ち寄り温泉、トータル50時間。走行1250㎞。
まずは22:00出発。子供いると車内ではタバコ吸わないので1時間に一回休憩入れながら03:00に長者原SAに。ここでガソリンが尽きたので給油&ガッツリ寝る。


最初は世界遺産の中尊寺。ここは観光地なので朝一。でないと駐車場待ちなんて勿体ない時間が出来てしまう。08:30に着いたが第一駐車場に渋滞なしで。俺の後から第2へ。
月見坂から金色堂まで弁慶堂とかノンビリ見ながら小一時間の散歩。
金色堂は撮影禁止なので写真はありませんが文字通り金ピカでした。代わりに弁慶堂の写真。弁慶と義経。
芭蕉さんもいました。昼前まで居て次へ。

車で15分程度の厳美渓(げんびけい)。近くに猊鼻渓(げいびけい)もありどちらに行くか悩みましたが猊鼻は船下りが有名なのでのんびり歩けるだろう厳美渓に。
生憎前日の雨で、透き通る水ってわけには行きませんでしたが、それでも良い眺め。
この景色が永遠と続いてるのかと思ったけど、実際は馬車で15分くらいの一部分だけがこの景観。拍子抜けってわけでなく、逆に不思議。その前後は普通の穏やかな川なもので。

もちろん馬車に乗りましたさ。車のスピードと違って、この位のスピードで見る景色はのほほんとさせてくれましたがお馬ちゃん同士が何やら喧嘩。ん~、たまには違うとこも行きたいよね。ありがとう、乗せてくれて。
ここでお昼。厳美渓を眺めながら盛岡冷麺。少し風邪気味のせいか辛くない(笑。キムチ投入!辛味スープ投入!少し辛いが平気。美味いぞ、冷麺!盛岡じゃないけど・・・
さて、ここから一転。今回この変わりようがすごく複雑。それだけに思う事の多い旅でした。

陸前高田へ。近づくにつれ景色が変わってきた。まだ海が見えないのになんか違う。
ん?景色が殺風景でコンビニや店、塾等はあるものの全て仮設・・・
そして海沿いの団地?アパートでしょうか?5階は平気だけど4階までは・・・あんなに?

陸前高田の一本松。それでも海は穏やかな顔でカモメが鳴いて・・・

気仙沼。TV等で見た光景で知ってましたが、この目にすると余計に信じられない。海から結構離れてるんです。それでもこんなデカイ船が・・・

津波にさらわれて荒れた大地。娘と二人歩いてました。そこに咲くタンポポを見つけてくれた娘。俺なんか目の前の光景にただ圧倒されて過去ばかり・・・子供の目線には何が写ったのだろうか?ちゃんとそこにある未来も見つけてくれた。
貧民街に咲く薔薇ではないけど・・・このタンポポがSLUM ROSEだ。
午前と午後の落差があり感慨深い一日。ところどころ高く積み上げられた瓦礫の山はあるが、それよりも「何もない」のが印象的だった。
山や海、樹や川など自然は心が落ち着くし、歌舞伎町のような都会のケバさでなければ街や人も暖かい。でもこの「何もなさ」は不自然過ぎて怖かった。
石巻へ向かう途中の道の駅(上品の里)に併設されてる温泉で風呂に入って石巻横町で夕飯。そして就寝しましたとさ。
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